口寂しい
という言葉は日本特有の表現だそうです。
しかし諸外国でも同じ感覚はあるようで、素晴らしい表現だと絶賛されていたのを覚えいています。
当意即妙ってやつですね。
食後に何かつまみたくなることは多々あり、実はこれ意外と理にかなっていると言われています。
空腹時に菓子含め糖質や脂質の多い物を単独で摂取した場合、吸収が早いことや吸収を抑える食物繊維等もないため、血糖が急上昇すると言われています。
近年は血圧も血糖も、パーキンソン病の治療薬ですら、急激な変化は病状を悪化させることが報告されており余り推奨されないということです。
その点食後であれば吸収は穏やかで、急激には血糖が上昇しづらいのです。
デザートもコース料理では最後に提供されます。
血糖の上昇といえば、市販の野菜/果物ジュースは正にそれです。
時折楽しみに飲むことは否定しませんが、常飲はお勧めしません。
お勧めとしては以下が挙がります。
・季節の果物をそのまま
・ダークチョコレート
・ナッツ類
果物は言わずもがなで、ビタミン類やポリフェノールが含まれ、動脈硬化含め様々な効果が期待されます。
厚生労働省が策定した食事バランスガイドでは、
一日200gが推奨されているようです。
ダークチョコレートの効用はここ数年で幾つか報告があります。
血圧の低下やHDLコレステロール上昇、酸化ストレスの低減から、認知症の予防効果に期待が寄せられています。
脳細胞の増加に寄与する
BDNF(Brain-derived neurotrophic factor)
が上昇し、認知症予防効果があるのではとの報告もなされています。
上記は私も愛用しているベルギーのダークチョコレートで、
製菓用と聞くと驚くかもしれませんが、こういうのが一番美味しい。ぜひ試してみて下さい。
ホワイトチョコもありますよ。
ナッツ類にも脂質異常症の改善により、動脈硬化予防が期待されています。
アーモンドやクルミ、ピーカンでの報告があり、不飽和脂肪酸や食物繊維による抗酸化作用や、植物ステロール(フィトケミカル)によるLDLコレステロール低下が報告されています。
私はよくタマチャンショップで購入しています。
無論健康に良いと言っても過剰摂取は禁物です。
果物では血糖値上昇が、ダークチョコでは逆流性食道炎、ナッツでは尿酸値上昇を招くことが予想されます。
結局は日本古来の食事に対する考えが正しく、色々なものを少量摂取することが良いということ。
若いうちからの習慣により、
未病を予防し健やかにありたいものです。
食直後に噛むことで齲歯(うし;むしば)の予防につながるため、一部の国では習慣化されているほどです。
ではまた。