日々平穏

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なんちゃって美食家を目指して

体を温める生薬、食材

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日常的に体が冷える場合、

普段の生活習慣や食習慣が強く影響しています。

 

日々の食事により、体温が変化します。

何気ない生活が日々の生活の質を下げることがあり、改善が必要です。

 

 

1.乾姜(かんきょう)

生姜の皮には体を冷やす効果があります。

「辛散(しんさん)」と言い、体表の熱を放散させ体温を下げるのです。

 

そのため、体が冷えると言って生姜を大量に摂取すると、かえって冷えを招くことになります。

 

逆に乾燥させた生姜には温める作用があるため、

東洋医学では「乾姜(かんきょう)」が使用されます。

 

乾姜は裏の寒の改善や局所貧血の調節を行うといわれます。

「裏」とは体の内面、主に横隔膜や上部消化器をさします。

 

私も自宅で作っており、とても簡単に作ることができます。

生姜を1㎝厚に切り、晴れた日に天日干しにするだけです。

 

 

 

 作るのが面倒な方はこちらをどうぞ。

 

 

使い方としては、以下のようなものがあります。

 ・白湯にいれて飲む

 ・料理に入れる

   粥、スープ、いためもの等

 

私は週1,2度、朝食を中華粥にしています。

乾姜、棗を入れ、帆立貝柱と海老を入れ、もち米を混ぜます。

鳥の胸肉を入れるのもお勧めです。

作り方等は後日また記事にします。 

 

2.附子

読み方は「ぶし」になります。

トリカブトの子根を処理し、毒性を除いたものになります。

 

トリカブトは強い毒性で有名ですね。

ギリシャ神話では、地獄の番人ケルベロスの涎から生まれた植物と言われています。

 

附子はいわゆる温裏薬(散寒薬)と言われます。

強心作用や血管拡張作用、交感神経亢進、抗炎症、鎮痛等があります。

 

附子には厥冷(けつれい)に良いといわれます。

厥冷とは、四肢末端より冷えが上がってくる状態を指し、冷えの型で言うと四肢末端型に該当します。

 

こちらは気軽に摂取することが難しいため、

主に漢方薬で使用します。

 

3.食材

その他以下の様な食材には温熱性があると言われています。

 ・香辛料 桂皮(シナモン)、山椒

      大蒜(にんにく)、葱(ねぎ)

      八角スターアニス)、松の実

 ・黒砂糖

 ・羊肉、鶏肉

 ・海老

 ・もち米、南瓜、人参、蓮根

  パプリカ、キャベツ

 ・栗、ナッツ類

 ・紅茶、烏龍茶、ココア

 

平時の砂糖を白糖ではなく黒糖にしたり、

鶏肉を積極的に摂取したり、

秋冬に南瓜を摂取したり、

春キャベツを摂る等が簡単でよいでしょう。

 

紅茶もお勧めです。

紅茶のことは後日詳しく記事にする予定です。

 

ではまた。