普段から紅茶を愛飲しています。
銘柄も非常に多く、状況や体調に合わせて選ぶのが楽しみです。
好きな銘柄について書いていこうと思います。
紅茶の効用については、以前書いた記事をご参照下さい。
今回の銘柄は
「Ceylon tea(セイロン)」
農園はPetiagala(ぺティアガラ)
になります。
スリランカについて
Ceylon(セイロン)はスリランカの旧名です。
スリランカ(Sri Lanka)は正式には、
(Democratic Socialist Republic of Sri Lanka)
といいます。
インド洋に浮かぶ島国で、北海道の8割程の面積を有しています。
首都はスリジャヤワルダアナプラコッテ、世界史でも習う発音しづらい都市ダントツNo.1ですね。
人口は2018年時点で2167万人、インドからの移民である仏教系シンハラ人とタミル人が多いものの、多民族が共生する国家になります。
スリ等の軽犯罪は多く、2019年には500名近い死傷者を出した爆破テロが発生したことは記憶に新しいですね。
安全とは言い難いものの、外務省の海外安全Hpによると、危険度は全土でlevel 1となっています。
Ceylon teaとは
スリランカで作られる紅茶の総称を「セイロン」と呼んでいます。
生産量はインド、ケニアに次ぐ世界第三位、かつては紅茶の代名詞と呼ばれるほどでした。
スリランカには有名な産地が5か所あります。
・キャンディ
・ディンブラ
・ウバ
・ルフナ
それぞれ高度や気温、湿度に特徴があります。
その地域の中に農園があり、味も異なります。
Ceylon teaには以下の様な特徴があります。
・香りが高い
・口あたりが柔らかい
・水色(すいしょく)が深い
・味がしっかりしている(濃い)
そのため高度にもよりますが、Tea wtih milk(ミルクティーのこと)に使われることも多い品種となります。
Tea with milkについては後日記事にします。
Petiagala(ぺティアガラ)農園の茶葉
私が愛飲している紅茶を紹介します。
Petiagalaはディンブラ地方にある農園です。
ディンブラ地方はスリランカ中央の山岳地帯にあり、比較的高度の高い地方に当たります。季節風の影響は少なく、一年を通して安定した品質の茶葉を生産しています。
季節風が吹く1-2月がQuality season(クオリティシーズン)で、高い値が付く最高品質の茶葉として有名です。
Quality season(クオリティシーズン)とは、
乾季における収穫期のことです。
冬を超えてタンニンが次第に増えていくに従い、茶葉の発酵も変化していきます。収穫が早ければ若々しく、遅ければ深くどっしりとした味わいに仕上がります。
時期により楽しみが変わりますが、
特にFirst flush(ファーストフラッシュ)はとても若々しい香りをもち、新芽の淡さとすっきりとした飲み口から人気も高く、高値が付きます。
特長は以下のようなものが挙がります。
・突出した個性がない = バランスが良い
・深くマイルドな味わい
・バラを思わせる豊かな香り
・渋みによる飲み応え
尖った特徴はないものの、逆を言えばバランスが取れ欠点がありません。
どっしりとした味わいやバラの様な香りから、正統派の正に紅茶然とした茶葉です。
水色(すいしょく)も濃く、カップを白磁で頂くととても目にも楽しい品種です。
水色(すいしょく)とは、紅茶の色のことです。
飲み方
あくまで個人的な意見です。
紅茶の飲み方は多数ありますが、個人的にはBlack teaをホットで飲みます。
Black teaとは、レモンや牛乳なしで飲むいわゆストレートティーを指します。
食事とは関係なく、菓子等もなしでそのまま単品として楽しむことが多いです。
紅茶が飲みたいな、と思ったときはPetiagalaというのが私の常です。
逆に食後や、さっぱりとした味わいが欲しい時はより軽くすっきりした紅茶を選びます。菓子を合わせるときもその傾向がある気がします。
それくらいこの茶葉単体を楽しみたい、と思える紅茶だということです。
私はマリアージュフレイルで購入しています。
茶葉はフルリーフのオレンジペコ。
農園毎の購入は店頭でしかできませんが、一部商品やフレイバー等はネットでも購入できます。
色々と相談もできるので、店頭で店員さんに相談することをお勧めします。
似ている商品としては以下のようなものがあります。
是非試してみて下さい。
ではまた