日々平穏

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なんちゃって美食家を目指して

中国茶00 プーアル茶(柑普茶)

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今回は中国茶について紹介します。

 

 

冷えにつてい色々と調べている過程で、プーアル茶が冷えに良いとの記載があり、試してみることにしました。

 

 

その味と効果について記載します。

 

 

 

 

 

プーアル茶とは

中国のお茶の一種です。雲南省南部プーアール地方でとれることからその名が付いたと言われる伝統的なお茶です。

 

 

中国茶には六大分類というものがあり、その内の「黒茶(ヘイチャ)」に分類されます。

 

 

プーアル茶には生茶と熟茶の二種類があります。元々プーアル茶生茶を指し、樹齢100年以上の木からとった葉を保存したものを指します。

 

 

しかし近年需要の高まりとともに値段が高騰し、「後発酵」させて作る熟茶が主流となったとのことです。こちらは低木から葉を採取するものになるのでしょうか。

 

 

後発酵とは、茶葉に含まれる酵素ではなく微生物を足して発酵させたものです。

 

 

黒茶は麹菌を使用し、数か月以上発酵させ長い物では年単位で行うものもあるようです。発酵期間が長いものは貴重で高値が付くこともあります。

 

 

中国茶の高級品はすごい値段しますよね。。

 

 

 

効果効能

漢方では熟茶は体を温める効果(温性)があるといわれます。今回はこれを期待して飲み始めたわけです。特に体幹を温める効果があるようです。

 

 

以前の記事にも書きましたが、一酸化炭素中毒後の冷えに悩んでいました。

 

 

様々な対策で四肢末端の冷えは改善しましたが、首や肩、腕や太ももの冷えが依然残っています。

 

 

詳しくは以前の記事を参照して下さい。

 

khachi.hatenablog.com

 

 

その他の効果としては、胃や肝に作用し胃を温め解毒作用を強化する効果が期待されます

そのため、消化不良や胃もたれ、食欲不振、むくみの改善が期待されます。

 

 

西洋医学的には以下の様な効果が挙がります。

 ・カテキン 抗酸化作用、降圧、高血糖

 ・リパーゼ 脂肪分解促進

 

 

体重や食欲のコントロールにも良いという報告や、脂質異常症(以前は高コレステロール血症)等に対する効果も報告が多数あります。

 

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

 

 

 

Evidence levelは低いですが、一部の悪性腫瘍に関して抗腫瘍効果の報告があるようです。一応、参考までに。

 

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

 

 

また、黒茶自体に虫歯の予防や抗アレルギー作用があると言われており、様々な効果が期待できますね。

 

 

 

飲み方

様々な飲み方がありますが、伝統的で芸術的要素を含んだ茶芸は省いて説明します。日常的な飲み方です。

 

 

まず、密閉度の高い急須を熱湯で温めます。こちらは紅茶と同じですね。

 

 

大匙1杯、5g程度の茶葉を入れ、さっと熱湯をかけて茶葉を洗います。これを洗茶といいます。

 

 

長く寝かせた茶のほこりを落とし、茶葉の開きを良くする作業です。それにより角の取れた味になります。

 

 

発酵期間が短い場合は必ずしも必要ではありませんし、90度以上の高温で長く洗ってしまうと、味が出てしまうので注意です。

 

 

飲む量だけ湯を入れ、水色が出たら完成です。湯の温度は90℃が良いと言われます。冷めていると味が出ません。

 

 

プーアル茶は抽出されやすいため、長く蒸らす必要はありません。ものにもよりますが、一煎目(一杯目)は数十秒でよいと思います。

 

 

二煎目以降は水色や味をみて、1分~1分半程度蒸らしてください。また、こちらも紅茶と同じですが、最後の一滴まで注いで飲むと良いです。

 

ジョージ・オーウエルがいうところのLast one drop、ですね。

 

 

 

また、これは中国茶全般に言えることですが、一回の茶葉で何度も飲むことができるため、すぐに捨てないようにして下さい。

 

 

 

味としては土の味と表現されることがあり、独特の風味が特徴です。嫌いな方も多く、特に匂いは馬小屋の匂いと表現している方もいました。

 

 

個人的にはとても好きで、番茶と同様に体に染み渡るような深い味わいがあります。胃腸にも優しく、多少飲んでも胃腸がもたれることがほぼありません。

 

 

冷えに効果があるのであれば、夏場食欲が下がった際や、冷房で体が冷える等に対しても使用できると感じます。

 

 

楽天ではこちらがお勧めです。

 

 

暫く服用し、効果を報告したいと思います。

 

 

ではまた