以前の記事で朝の玄米粥を紹介しました。
その際に使用している乾燥させた生姜の作り方を紹介します。
とても簡単で保存も効き、乾燥による効果も期待できるのでお勧めです。
乾姜(かんきょう)とは
乾燥させた生姜(しょうが)です。
東洋医学的には乾姜(かんきょう)といい、様々な用途に使用されます。
お茶や料理に混ぜたり、今回の様に薬膳として、あるいは漢方として配合されることもあります。
何故乾燥させるかというと、幾つかの利点があるからです。
一つ目は冷えに効くためです。
生の生姜は体を冷やし、乾燥させると温める効果がある(温性)といわれています。
胃腸を温め、冷えを防ぐ目的で使用するたに自宅で作っています。
二つ目は保存がきくためです。
生の状態でも、一月程度であれば保存は可能です。水に浸たして数日おきに水を交換すればよいのですが、面倒で風味は落ちてしまいます。
乾燥させると長期保存が可能で、調理も簡単になります。
作り方
地域で生産している地産の生姜を使用しています。最近は自由貿易などにより、国外から野菜や果物が入ってきています。
しかし安全性の面からも地域で生産している新鮮なものを使いたいものです。
まず湯でよく表面を洗います。皮ごと使用するため、よく汚れをおとします。
1-2cm厚に切り、鍋に網を入れて弱火で30分程蒸します。
あとは乾燥させるだけです。
よく晴れた日に朝から干しておけば、半日程度で十分に乾燥します。可能であれば一日干すことをお勧めします。
後はZiplockに入れ冷蔵庫で保存します。
私はベーコンを作る際にも使用しているネットを使用して乾燥させています。
三段になっており、折り畳みもできて便利です。
中には圧力鍋を使用した方法がありますが、手間なので上記で十分でしょう。
圧力鍋を使用する理由としては、生姜にふくまれるジンジャオールが増えるためです。
それは調理の際も同じで、低温でじっくり加熱するとジンジャオールが増えるため、粥を作る際も弱火で時間をかけて作ります。
乾姜の使い方はいずれ記事にします。
ではまた