今回は事前調査になります。
ここ最近激しい雨による災害が九州を中心に相次いでいます。
栃木や那須の気候と災害について調べたので記事にします。
先ずは気候についてです。
位置
図1.栃木の地形.
出典. ジオテック株式会社.
https://www.jiban.co.jp/tips/kihon/ground/prefecture/tochigi.htm
図はジオテック株式会社HPにある地図です。
地盤や地形等が詳しく記載してあります。
那須塩原市は栃木県の北部に位置します。
その北には奥羽山脈が控えています。
東南には那須野原を有し、
那須川と鬼怒川に挟まれ水源も豊富です。
地形
標高は200m以上であり、高原性の涼しい気候が特徴です。
標高が100m上がると気温は0.6℃下がります。
500m前後では夏でも冷房いらずです。
逆に冬は寒くはなります。
北部の山岳部から平野部へはなだらかな傾斜があり、
土壌は火山地質で水はけがよく、肥沃です。
有名どころだとイチゴですが、
ニラや梨、白菜も収量が多いようです。
傾斜がなだらかななためか、酪農も盛んです。
気温と降水量
図2. 那須塩原市の気候.
出典. 気象庁.
去年は最低気温が-6℃、最高気温が25.3℃でした。
人が快適に過ごせる気温は季節により異なり、
夏は25℃前後なため涼しいようです。
冬は20℃前後で、11-4月は平均一桁でした。
4月でも場所によっては残雪があるとのこと。
年々気温が上がっているため今後は分かりませんが、
冬は暖房器具が手放せないですし、
昼夜の気温差も大きい印象です。
日照時間と雨量
データが色々とあり、正確にはわかりません。
幾つかのサイトを参考にすると、
年間で2500時間程度、
栃木全体は1700-2000時間でした。
都道府県格付け研究所によると、
全国では第9位で長く、
格付けも「A」であるようです。
農業はやりやすいですね。
雨量は全国平均よりやや多く、
1700-2000mmです。
全国ランキングでは18位につけています。
花粉
気候とは異なりますが、
住むにあたり重要な情報です。
栃木北部は西から東に風が吹くことが多く、
後述の火山灰や花粉は東に運ばれます。
飛散量自体は全国平均でも多いようです。
気象庁によると、
9,652個/㎠となっています。
東京都は3,714個/㎠と3割程度で、
埼玉 15,061に次いで関東では第二位、
全国では富山に次いで第三位です。
「気象庁 H28花粉飛散予想」
https://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/attach/h28yosoku.pdf
PM2.5と黄砂
東京よりは少ないようです。
年間のデータが見当たりませんが、
環境庁の大気汚染監視システムでは、
熊本が平均10μg/㎥、那須塩原は1-2、
時折10前後が見られる程度でした。
森も多く、影響は少ないかもしれません。
夏は涼しいが冬は寒く、
雨量や花粉量のやや多い地域
という印象です。
次回は自然災害について書く予定です。
ではまた